新人記者が辞めないための取材ノウハウと
社内遊泳術と個人生活
社内遊泳術と個人生活
マスコミ新人取材マニュアル
マスコミ新人取材マニュアル「親と上司は選べない」「同業他社との結婚は「できちゃった」結婚で」「聞き込みは顔を見て決めろ」マスコミ志望者は、まずマスコミで働く人の実態を知るべきだ。
元週刊新潮、毎日新聞、朝日新聞記者阪東恭一著(COPY RIGHT 2006)
はじめに
このマニュアルは阪東恭一の記者、編集者(週刊新潮)の経験を元に書かれてある時代が古いので、その点に考慮して読んで頂ければ幸いだ。
基本は変わっていないが、たとえば産休、また通常の休みははるかに取りやすい。
人事の命令が支局長や部長に行く。人事権者の支局長や部長が、部下に休暇をとらせないと懲戒の対象になる会社もまた人権もあり、名誉毀損の裁判で、罰金が3000万円と30年で100倍になっている。
また警察と新聞・雑誌記者との「なれあい」も終わり、交通違反で、見逃しはなくなった。
阪東100本塾OBOGだけでこの10年で2人が免許取り消しになっている。
著者はマスコミなど就職予備校を主宰している。1992年創業で千人を超える内定実績がある。
特にNHKの80人を筆頭に、TBS、フジテレビ、毎日放送、関西テレビ、朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、日経新聞などのマスコミ業界、内閣府、経済産業省などの中央官庁やJR、大手商社、みずほ銀行、みずほコーポレート(旧興銀)、野村総研 、ソニー、トヨタ、サントリー、三菱鉛筆などのメーカーに及ぶ。
最近、教え子から1(取材のノウハウやマニュアル)、2 高度なノウハウが必要な、しかし絶対条件のミッション(使命)である人脈の作り方などを聞かれるようになった。こんなものは自分で先輩(自社、他社の)から盗むものだ。と、言われていた。
またノウハウやマニュアル、字は他人に教えないものだった。人脈も朝日新聞の社会部記者時代では、異動の際にも引き継がないのが慣例だった。自分が苦心して開拓した人脈は同じ会社でも引き継がない、という「朝日新聞的なルール」だった。
しかし、いまの学生は大学進学から予備校に世話になっている。資格についても、司法試験や公認会計士などさまざな予備校に通っている。公務員試験でも予備校がある。
私の塾でもそうだが、全員までといわないが、8割ぐらいの確率でマスコミや大手企業には入れる。資格も頑張れば取得できる。しかし、TOEICで700点もある人が実践で使えるかというそうでもない。まして、入社試験、公務員試験、資格試験に受かっても、研修やで習う。だが一番はOJTとぶっつけ本番である。そこで「苦労」する。苦労のあまり、「初心を忘れずべかなず(忘れるな)」をすぐ忘れる。某新聞で新人が1年に2ー3割が辞める時代である。
これは会社にとっても、本人にとっても「損失」である。まして「精神的なダメージ」で、社会人としても常識がなくなる人もいる。自殺者もいる。したがって著者としては、そういう不幸な人を出せない、減らしたいと思って思わず、遺言代わりにワープロ(富士通オアシス)を取った次第である。系統だって書いていないのでエッセイでも読むつもりで、〔時間〕のある時に、どこからでも読んで下さい。また営業で苦労している方に。取材と営業は9割が重なります。営業で苦労している方にも役立つと思います。
またマスコミ志望の方にも、実態を知ってもらいたいので、内定してから是非、読んで下さい。内定前に読むと失望するので読まないこと。
目次(ランダムな項目) その1と重複
- 最初の3ヶ月で評価が決まる
- 親と上司は選べない
- 聞き込みは相手を見てからする。お喋べりを見つける」
- 他社と仲良くする
- 取材相手に食い込む
- 名刺を100枚もって鞄に入れる。パンフレットのつもりでばら蒔く」
- 検察、警察、役所には名前を売り込む
- マスコミも営利組織の会社である
- 居留守を使われたら手紙作戦に切り換える
- 配偶者と子供を大切にしないと早死にする
- 結婚は5年たって仕事を覚えてからする、でないと配偶者が泣く。それすぎると配偶者の貰い手がなくなる。
- マスコミは高給か?
- 転職は3回ルールがある
- 失敗は恐れない
- 人権を一番踏みにじっているいるのはマスコミである」
- 嘘は政治家と社長の始まり、泥棒は記者の始まり
- 警察は国家権力か その1
- 放送と通信社の違い
- 朝日は3人寄れば人事の話
- 「警察は国家権力だが身内と政治家には弱い」
- 警察は国家権力か その2
- 放送記者や新聞記者には「記事にしない特権がある」
- 朝日は3人寄れば人事の話
- インターネットと出版社、新聞社
- 役立つ役所 その1 法務局
- 役立つ役所 その2 消費者センター
- 捜査4課(警察の組織)
- 警察の階級
- 名誉の特進目次(ランダムな項目)
- サツ回りと署回り
- 田舎での大きな事件
- 同業他社との結婚は「できちゃった」結婚で
- 「役人は国家権力ではない、政治家の召使なので、叩きまくる」
- うそ電話取材作戦
出版社編集者(書籍、雑誌、マンガ)編
- 作家との付き合い
- 新人賞(小説、文学)
- マンガ
- クレヨンしんちゃん
- 編集プロダクションはステップアップに使う
- 「噂の真相」の復刊はあるか?
- 週刊誌は新聞蛸壺論
- 出版社と新聞放送の違い
