阪東100本塾 マスコミ内定者インタビュー

 




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マスコミ各社への内定をとった阪東ゼミ生の声をお伝えします。インタビューは阪東ゼミに在籍中の3年生が行っています。新聞・出版・放送など、様々な分野の会社への就職活動にお役立てください。
テーマ
内定先
第1回
新聞社
第2回
NHK
第3回
集英社 ・共同通信社
第4回
婦人画報社(OB)
第5回
主婦と生活社(OB)
第6回
オレンジページ(OB)


 
内定者インタビュー第1回 新聞社
Aさん。 大分合同新聞社内定 東京女子大学文理学部4年
  Q:新聞社を志望した理由を聞かせて下さい。
  A: 大学3年の春から、バングラディシュの教育活動を支援するNGOに参加して、一度現地で活動したことがあるんです。その時の体験を綴った文章をある新聞社に投稿したら、上手い具合に掲載されて、そのNGOに多くの反響をいただいたことがあります。そのことでメディアの社会に与える影響力の大きさを認識し、私も人に何かを考えるきっかけを作れたらと思い、新聞社を志望しました。
  Q:受験先と、その結果を教えて下さい。
  A: 産経新聞以外の全国紙と地方紙は西日本、京都、神奈川、大分合同、それにNHKも受けました。最終面接まで進んだのが、内定した大分合同と青田に乗った西日本新聞で、筆記を通過したのは、第一志望の日経と、神奈川ほか日経グループです。他は筆記で敗退しました。
  Q:筆記試験対策は?
  A: 作文は自分の身近に転がっている、感動したこと、疑問に思ったことをネタにとにかく書きまくりました。ネタが尽きたら外に取材に行ってルポを書いてみました。納得いく作文は4、5本は書けたと思います。医療廃棄物問題のこと、近所の荻窪商店街のほのぼのとした話やNGOで体験したことを主に書きました。一般常識は『ニュースファイル』、『朝日キーワード』、早稲田経営出版の『マスコミ漢字』を中心に勉強しました。あまり多くのものに手を出し過ぎない方が良いと思います。英語は英文科だったのであまりやりませんでした。気が向いたら夜11時からNHK第一ラジオで放送している英語ニュースを聞いていましたね。
  Q:面接ではどのような質問をされましたか?
  A: 一番良く聞かれたのは志望動機ですね。他は志望書に書いたNGOに関する質問や、「何を取材してみたい」とか「男中心の会社だけど体力的に大丈夫?」とか・・・。変わったところでは「ヤクザの事務所に取材に行けるか」、「東京ではいっぱい遊びましたか?」なんていう質問もありました。
日経の志望書に尊敬する人、小泉純一郎と書いたら凄く突っ込まれて困りました。志望書に書いた事にはしっかり答えられるようにしないとだめですね。
  Q:OB訪問はしましたか?
  A: 日経、朝日、NHKに一人ずつ会いました。皆さん口々に女の子には厳しい世界だよ、と言ってました。記者になるゾ、というモチベーションが上がったので良い経験になったと思います。
  Q:マスコミ就職に役立つ本があれば紹介して下さい。
  A: 日経の論説副主幹、田勢康弘さんが書いた『ジャーナリストの作法』、柳美里の『仮面の国』、別冊宝島の『新聞の病気』などを読みました。これは阪東先生も書いておられる本で、非常に参考になりました。
  Q:最後に、自身の就職活動を振り返ってマスコミを目指す後輩たちに何かアドバイスを。
  A: うまく行かなくて落ち込むこともありましたけど、そんな時は気分転換が大事ですね。 阪東ゼミの同じ志望の仲間とは、お酒を飲んだり電話をして、励まし合いました。また買い物をしたり大学の友達と会って、なるべく一人にならないようにしました。新聞社一本と決めていたので、一般企業は全く受けず、今年ダメなら来年また挑戦するつもりでした。大分合同の最終面接では10人ぐらいに囲まれて、こちらが何を答えても皆シーン。落ちたとばかり思っていて、内定の電話があった時はとにかくほっとしました。
マスコミ就職はとにかく早めの準備だと思います。早めに筆記対策に取り掛かって、あとは志望動機さえしっかりしていれば良い結果になると思います。がんばってください。

 
内定者インタビュー第2回 
M.G君 NHK内定 中央大学商学部経営学科4年
  Q:マスコミ業界、特に報道記者を目指した理由を教えてください。
  A: 高校時代に、課外授業の実施方法をめぐって学校側と生徒が対立したことがあったんです。学校側は口では自由参加と言うけど、実際は全くの強制参加で野球部の試合の応援にも行かせてくれなかった。生徒側が、それはおかしんじゃないかと反対して、ちょっとした地域の問題になった。すると地元の熊日新聞が、ぼくら生徒に取材を申し込んできて、生徒側の言い分を取り上げてくれたんです。その時、なんだ新聞て俺達の言い分も聞いてくれるのか、新聞ていいじゃん、と思って・・・(笑)。それがきっかけかな。だけど本番の面接では友人の妹が誘拐された事件の事を話しました。事件の第一報を聞いた時は、正直犯人を憎いと思った。だけど、事件の詳細を伝える報道によって犯人の素性、動機などが分かってくると不思議と感情の高ぶりが収まって、冷静になれた。事実を知らしめることの重要性を、身をもって認識したわけです。だから事件記者になりたい、と言いました。
  Q:受験先と、その結果を教えて下さい。
  A: 内定を頂いた会社以外ではフジ、TBS、テレ朝の民放三社を受けて全部一次落ち。新聞社は朝日、日経を受けて、これも筆記で落とされました。実は僕は去年も受けていて・・・つまり就職浪人したわけだけど、去年は毎日と熊日が最終面接まで進みました。
  Q:志望書はどのように書きましたか。
  A: 自分の聞いて欲しいことを志望書にばら撒く感覚で書けば良いと思います。僕はまず、前に言った誘拐事件に絡めて、事件記者がやりたいと書きました。そうすると面接官は「被害者側の人権についてはどう思う?」とか「報道することによって二重被害に遭わないか」とか「警察に密着しすぎると癒着にならないか」と聞いてきます。僕の場合、面接の時間が30分だとしたら15分か20分は事件記者に関する問答でしたね。面接官がしそうな質問を前もって予想し、その答をある程度用意しておくことが重要です。
他には、自分の卒論に絡めて「金融ビックバン反対」とか「新井将敬の自殺は気に入らない」と書きました。社会問題だけでなく経済問題、政治問題にも関心があるところをアピールしたわけです。これを見た面接官は当然、どうして?と聞いてきますから、そこで持論を話せば良いわけです。
僕の場合、部活動もサークルもやっていなかったので、「学生生活で一番力を入れたこと」という欄には書くことが無くて困りましたが、他と比べてしぼんでしまう部分もあっていいと思います。向こうもあまり聞いてきませんから。大事なのはとにかく志望動機。自分の実際の経験を持ち出して具体的に書くことを心掛けました。
  Q:筆記試験対策は?
  A: 作文、論文はやってないに等しい(笑)。阪東ゼミで20本ぐらい書いて、本番で使ったのは3本です。近くの商店街のおじさんがなぜ大声で呼び込みをしているのか、とか子供に紙芝居を読んであげるボランティアに参加した時に出会った、集中力のない子供たちと神戸の連続幼児殺人事件を結び付けて書いたりしました。結論はありきたりの一般論になっても仕方がないと思いますが、その結論に至る自分独自の体験を書くことが大事だと思います。英語は不得意だったので全く勉強しませんでした。だから英語の配点が高いところは落ちてしまった(笑)。あまりコツコツ勉強するタイプではないので、一般常識は試験前に集中的にやりましたが、漢字の勉強だけは、1月頃から毎日継続してやりました。
  Q:面接ではどんな質問をされましたか。
  A: 志望書に沿った質問がほとんどですが、民放では突然「君のお父さんの嫌いなところは?」とか「日本好き?」と聞かれてビックリしました。頭の回転の早さを見られているのだと思います。他は、記者志望だと新聞とテレビの違いもよく聞かれるので、両方のメリット、デメリットをよく理解しておくべきだと思います。
  Q:マスコミ就職に役立つ本は?
  A: 役に立ったのは『マスコミ就職読本』ですね。試験の日程よりは、この会社はどういう傾向の試験をやるのか、という情報の方が大事だと思います。事件記者になりたい人には元読売記者の大谷昭宏さんが書いた『事件記者』がお勧めです。
  Q:最後にマスコミ就職を目指す後輩たちに一言。
  A: 焦る必要はないと思います。何をやりたい、何故やりたい、の問いにしっかりと答えられるかどうかが一番大事です。マスコミ就職は難しいとよく言われるけれど、倍率が高いのは商社も銀行も同じ。最初からマスコミ業界だけに絞らない方が良いかもしれません。

 
内定者インタビュー第3回 
I君 集英社、共同通信社内定 慶応大学法学部政治学科卒
  Q:なぜマスコミを志望したのですか?
  A: 両親が物を書く仕事をしているので、その影響もあってか漠然と”書く”仕事を意識していたとは思います。で、記者もいいなあ、と思ったのですが、出版社のほうが企業として将来性があるのではないかと思って、決めました。
  Q:受験した会社とその結果を教えてください。
  A: 2月のTBSを皮切りにテレビ局数社と、朝日、読売、日経新聞、共 同通信、時事通信社、そして講談社、集英社、文藝春秋、ぴあを受けました。集英社と共同通信社に内定を戴き、6月上旬に就職活動を終えました。マスコミ一本でした。
  Q:OB訪問はしましたか?
  A: しました。知り合いの紹介で、2、3の出版社の方にお話を聞かせてもらいました。企業研究云々と言うより、出版業界に入りたいという気持ちをかきたてられました。おかげで就職活動にも力が入りましたからかなり意味があったと思います。
  Q:面接では、どのようなことが大切ですか?
  A: 何を聞かれても、元気よくニコニコ答えることが一番だと思います。「風俗経験は?」なんて答えにくい質問をされた事もありますが、正直に元気よく答えました。(笑)

 よく、「学生時代に力を入れたことは何か?」と聞かれて答えられないと言う人がいるけど、難しく考えなくてもいいと思う。本当に何もしてこなかった訳ではないでしょう?どんな小さなことでも、それによって何を考え、どう成長したかを大きく膨らませて話せばいい。1を10にする姿勢は必要だと思います。僕は面接が苦手だったから、一般企業の面接試験を練習のためにいくつか受けました。ある程度の慣れもなくてはいけないかもしれません。
  Q:作文、筆記試験対策は?
  A: 作文はゼミで書いたくらいです。面接と同様、身近な問題を、1を10にする気持ちで書いていました。やはり出版では作文は重要視されますから、頑張らなくてはいけません。僕は老人介護の問題を、実体験を絡めて書いたりしました。
 筆記については、僕は新聞の気になる記事を紙に書き出して覚えていました。3、4ヶ月続けたら、いざというときにぱっと思い出せるようになり、作文にも面接にも生かせて、良かったですよ。
  Q:マスコミ就職に役立つ本があったら教えてください。
  A: 「マス読」はとりあえず一通り読みましたけど・・・・・・強いて言うなら、「一般常識Aランク」でしょうか。
  Q:最後に、後輩たちに一言アドバイスをお願いします。
  A:
うーん、特にありません。自分の事は自分でしなさい。(笑)自分でも、なぜ内定が取れたか、ハッキリとは解らないのですから。でも、普通に生活してても常に意識的である事は大切だと思う。
 例えば、電車のつり革広告一つを取っても、どこのどんな雑誌にどんな事が載っ
ているのかチェックする。常に考える。こちらからどれだけ企業側に踏み込めるかにかかってるんだと思います。
 そして、就職活動を楽しむくらいの気持ちで取り組んでください。悲痛な顔していても、誰も一緒に働きたいとは思ってくれませんから。
 頑張ってね!


 
内定者インタビュー第4回 
Aさん 婦人画報社入社1年目 上智大卒
  Q:マスコミ、特に出版業界を志望した理由を教えて下さい。
  A: 実家が愛媛なんですが、東京の様子やファッションの流行を知る一番の手段が雑誌だったんです。もともと女性誌ファッション誌が好きだったので制作もしたいと思うようになり出版社を志望しました。
  Q:他の受験先と結果を教えて下さい。
  A: 女性誌を出している出版社を中心に10社くらい受けました。世界文化社、主婦と生活社、光文社、主婦の友社、小学館、SSコミュニケーション、ダイヤモンドビック社、日経ホーム出版社などです。世界文化社、主婦と生活社、光文社は面接までいきました。世界文化社は最終面接辞退です。
  Q:筆記試験対策、作文対策は?
  A: 「必ず出るマスコミ漢字」を完璧にしました。それから、「ニュースファイル」の最後のまとめもやりました。一般教養は、受験勉強で基礎があったので、そういう本を一冊やっただけです。その時のタイムリーな話題にもついていけるように「週刊朝日」「週刊新潮」「週刊文春」などの週刊誌をよく読んでいました。その年のベストセラーとその著者を書かせる問題がどこの出版社でもよく出たのでやっておいたほうがいいと思います。
 作文は阪東ゼミで5、6本書きました。それを何度も推敲したのが良かっかもしれません。普段から自分で「書くこと」ですね。作文のネタは3つくらい用意しておくといいですよ。 
  Q:自己PRは?
  A: 私は、チアリーダーを4年間やっていたんです。その練習が毎日あったので忍耐力や体力があることをアピールしました。また、他の大学から、 上智大を再受験しているので「最初の意志を貫く固い意志がある」とかっこいいことを言いました。(笑)
  Q:作文、筆記試験対策は?
  A: 作文はゼミで書いたくらいです。面接と同様、身近な問題を、1を10にする気持ちで書いていました。やはり出版では作文は重要視されますから、頑張らなくてはいけません。僕は老人介護の問題を、実体験を絡めて書いたりしました。
 筆記については、僕は新聞の気になる記事を紙に書き出して覚えていました。3、4ヶ月続けたら、いざというときにぱっと思い出せるようになり、作文にも面接にも生かせて、良かったですよ。
  Q:マスコミを目指す学生へ一言お願いします。
  A: マスコミは仕事がハードだといわれますが、「好きなこと」をやっているので苦になりません。例えば、「忙しい」といっても、お店に取材に行ったり、撮影があったり、インタビューをしたりと外へ出ることが多いので毎日が新鮮で楽しいです。
みなさん、頑張って下さいね!!
   

 
内定者インタビュー第5回 
Sさん 主婦と生活社 入社8年目 お茶の水女子大卒
  3月9日 主婦と生活社のSさんにお話を伺いました。
お昼時であまり社員の方がいらっしゃらなかったこともあって、週刊女性の部署内を案内してくださいました。さすがに雑誌は山積みでしたが、想像していたよりきれいだったのでちょっと驚きました。
Sさんは現在「週刊女性」の実用ページを担当されているとのことです。
仕事の中で一番難しいことは何ですかと訊ねると、タレントの方のスケジュール調整や折衝が大変とのことでした。やはり、対人間の仕事だから人と会ったり話したりするのが好きじゃないと難しいし、それでも社会にでると自分とは合わない人のほうが多いと感じるそうです。
また、記事を書く際「差別語」には細心の注意を払っているとのことでし た。
さて、出版界に求められる資質は何かということで訊ねると”流行、消費者行動を先につかむ目を持つ人”そして”物事のポイントをきちんとつかめる人”だそうです。そこで佐藤さんからみて面白いと思う雑誌や好きな雑誌は何かと聞いてみると、編集者の目から見ると「ヴァンサンカン」、「ヴェリー」。その理由は「叶(かのう)姉妹」や「白金ージュ」のようなホントにいるのそんな人〜?っていう、”珍獣的面白さ”をやや恐いもの見たさで見ちゃうんだとか。一方、一読者の目から見ると「ヴィオラ」などのワンテーマものの雑誌が読み応えがあって好きということでしたが、やはり最近の傾向ではちょっとずついろんな要素が入ってなきゃイヤ!っていう読者の要望から、ワンテーマ雑誌の生き残りは難しいだろうとおっしゃってました。
就職活動のアドバイスとしては、とにかく雑誌にしろ書籍にしろ幅広く”読む”こと、”読み比べる”ことが大事とのことで、私はやや、う〜ん・・・と頭を抱え込んでしまいました。
今年は、主婦と生活社の新卒採用はない!!のですが、Sさんのお話からは出版への心がけを学ばせていただいたと思います。

 
内定者インタビュー第6回 
Yさん オレンジページ 入社2年目 早大卒
  4月20日の夕方お忙しいところ、日比谷の「LE CAFE」でYさんにお話を伺いました。
Q:「株式会社オレンジぺージ」はどういう人を求めていると思いますか。
  A: 「オレンジページ」で本当に働きたいと思っている人だと思います。
  Q:Yさん御自身はどういうふうに就職活動をされたのですか。
  A: 11月ごろから食品メーカーを中心に、デパートなど幅広く活動しました。出版社は本当に自分がやりたい本をやらせてもらえそうなところ数社のみ受けました。(世界文化社、婦人画報社、PHPなど)阪東ゼミには数回しか行くことができませんでしたが、刺激をうけることができよかったと思っています。
  Q:オレンジページを選んだ理由は。
  A: “読者とともに”という姿勢に共感したからです。消費者とできるだけ近いところで仕事に就きたかったので、出版社以外の企業を受ける時にも、例えばデパートの顧客サービスのような仕事を希望していました。
  Q:面接でのアドバイスがあったらお願いします。
  A: 自分が本当にアピールしたいことを全部いいきれるように、話をもっていくこと。予想外の方向に話がいってしまって、いいたいことの半分もいえなかった……なんてことにならないように。あと、案外大切なのがあいさつと笑顔。目を見てあいさつは超基本です。
出版社の筆記試験は、かなり難解です。私もかなり筆記試験で落ち、くやしかったです。しっかり勉強して、頑張って下さいね。





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